両親
老後の貯蓄がないから今の仕事がやめられない
やめたいと言っている父
家のローンが払えなくなるという母
やめて何をしたいのか
本当にダメなのか
どうせ死んだら無になるのに
何に執着しているのか
もういらなくなったものを手放す時期にきているんじゃないだろうか
お友達から届いた寒中見舞いに
やっぱりお金だけじゃダメなのね 寂しくってという
聞けば
夫を亡くし未亡人となった友達が手紙で近況を伝えてきたらしいが
それをみての母の一言
そうかもねの一言が出ない
お金があったらあったで優しい友達の様な顔をしてお金だけ取っていく人もいるからね
友達が多くても困ることもあるしね
笑える
自分の経験
引き寄せたのがそれだっただけで
みんながみんなそうではないのに
父は料理人をやめて何がしたいんだろう
そのためにはいくら必要なんだろう
そんなに長くは続けられない
わかっているだろうに
なぜ動けるうちに動かないのだろう
中学を出てからずっと働いてきた父
生きていくため、子どもを育てるためにと一生懸命に自分の人生を使った
お金というものはたくさん手に入ったが、残らなかった。
他に何が欲しいのだろう